高知で市田副委員長と訴え―農業を基幹産業に

高知市で29日、日本共産党の市田忠義副委員長と白川よう子参院比例候補らを迎えた演説会が、会場いっぱいの参加者で開かれました。市田氏は「参議院でも白公を少数に追い込み、新しい政治をつくる一番の力は、自民党政治に真正面から立ち向かい、責任ある抜本的な対案を示す共産党の躍進だ」と訴えました。
物価高対策の一つとして、市田氏はコメ問題をあげ、「自民党農政がコメ不足をつくり出した根本原因だ」と指摘。「コメを作るなと言いながら外国から毎年77万㌧も輸入する。農家の心が折れるのは当たり前だ」「備蓄米を放出しただけでドヤ顔するのはやめてもらいたい。備蓄米は自民党の私物じゃない。農民が汗水垂らして作ったものだ」と批判すると、「そうだ」の声が相次ぎました。その上で「生産者には再生産可能な価格を保障し、消莞者には納得できる手頃な価格で提供する。これが政府の責任だ」とし、「農業を国の基幹産業に位置づけ、緊急に農業予算を1兆円増やさせよう」と呼びかけました。
白川氏とともに介護労働者や中小業者、子育て中の親が登壇して発言。白川氏は「私はみなさんと連携を広げたい。分断でなく、手をつなぐことで政治を変え、誰もが生きやすい社会をつくろう」と語りました。
元香美市議の大岸まゆみ比例候補が訴えました。
参院徳島・高知選挙区に挑む無所属の広田一歩院議員の選対本部長、橋本敏男県議があいさつしました。
(6月30日付「しんぶん赤旗」日刊紙・一面から)