長崎で演説-議席増で質問増加

 日本共産党長崎県委員会は11日、長崎市で演説会を聞き、穀田恵二前衆院議員が共産党の議席の重みを語り、参院選で必ず勝利をと訴えました。白川よう子参院比例候補と、つつい涼介長崎選挙区候補が訴えました。
 穀田氏は、裏金問題暴露など、共産党と「しんぶん赤旗」が政治と金の問題で大きな役割を果たしていると強調。かつて参議院で9議席だった時は、本会議での質問は8回しかできなかったが、13議席に躍進したら90回に質問が増え「天と地の差がある」と指摘。「夏の参院選で何としても議席を増やしていかなければ」と訴えました。
 白川候補は、長崎で被爆したにもかかわらず、国が定めた地域外にいたために被爆者と認められない長崎の「被爆体体験者」とともに行った厚労省交渉にふれ、「被爆体験者」の女性の「戦争だけはダメだ」との言葉が「心の奥に深く突き刺さった。政治がやらなければならないのは戦争を起こさないための準備であり、平和外交をしっかり進めていくことだ」と力を込めました。
 演説会に初めて参加したという女性(37)は「弁士の訴えに心を動かされた。私たちが思っていることを共有して応えてくれる党だと思った」と語りました。
 演説会終了後の懇談会で1人が入党しました。

(5月13日付「しんぶん赤旗」日刊紙・政治総合のページから)