財源示し消費税減税訴え―広島市で「まちかどスピーチ」

 日本共産党の白川よう子参院比例候補、高見あつみ同広島選挙区候補は10日、広島市内の駅頭や繁華街など4カ所で「まちかどスビーチ」を行いました。比例5議席確保、白川候補押し上げを期した党広島県委員会の集中行動の一環。地方議員、支部員らが宣伝に参加し、財源の裏付けを持った消票税の一律5%への減税で物価高騰から暮らしを守ろうと訴えました。
 白川氏は米不足や価格高騰の問題について、9日に島根県邑南(おうなん)町の農家訪れて実情を聞いた報告。減反を繰り返し、農家を営農困難に追い込んだ自民党農政が米不足を招いたとして、「農業を守ることが食料の安定供給につながる。農家と消費者が力を合わせて農政を切り替えよう」と述べました。
 軍事費増大の一方で社会保障費を切り捨て、訪問介護事業所ゼロの自治体が広がっていることをパネルを使って示しながら「アメリカや大企業いいなりのゆがみをただし、参院選で新しい政治の方向をつくだそう」と呼びかけました。
 高見氏は「生活苦で食事を1日2回に減らした」という要求アンケートの声を栢介。消費税減税や大幅賃上げなど物価高から暮らしを守る党の緊急提案を実現させようと強調しました。

(5月11日付「しんぶん赤旗」日刊紙・政治総合のページから)