西日本一帯が大軍拡の大波に

 四国の皆さん、私は参議院選の比例予定候補として西日本17県、そして全国を元気に駆け回っています。それにつけても行く先々で、西日本一帯が大軍拡の大波に襲われていることを実感しています。

 沖縄の米兵による少女暴行事件に抗議する「県民大会」にも参加しました。「自分がいた環境はどれほど人権が侵害され続けているかを痛感した」沖縄県民大会で発言した大学生の言葉です。「もう絶対に繰り返さない」と強く語った決意の言葉に会場は心ひとつになりました。しかし、私たちの思いはまた踏みにじられました。日本政府は沖縄県民の再三の抗議にもかかわらず、事件の再発防止に何の手立ても打っていません。いつまでこんなことを繰り返すのか!強い怒りとともに、政治を変える決意が湧き上がってきます。

 熊本では半導体世界最大手の台湾企業が、豊かな水環境や不安定雇用の心配をよそに日本初の工場進出にも、国は大きく支援しています。

 その反面で、物価高騰に苦しみ続ける国民生活。初詣に行く途中、立ち止まって最後まで聞いてくれた女性の方は「くも膜下出血で倒れ、なんとか回復したが、医療や介護の改悪が心配」と話されました。助かった命を後悔させるような政治はけっして許されません。広島でもひと玉500円以上するキャベツでどうしてお腹いっぱいお好み焼きを食べられるでしょうか。

 アメリカ、大企業いいなりの2つのゆがみに指一本触れられない勢力に本物の改革はできません。

(1月19日付各県「民報」に掲載)