20年ぶりの議席回復を―田布施町議選で訴え

 山口県田布施町で19日、日本共産党の白川よう子参院比例候補を迎えた演説会が開かれました。白川氏は28日告示の同町議選で20年ぶりの議席回復に挑む新人の高見ひでお候補の勝利と参院選での党の躍進を訴えました。
 町議選の最大の争点は近隣の上関町への使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設問題です。田布施町では昨年、住民から3千筆超の建設反対の陳情署名が町議会に浸出されましたが、議会は継続審議の「棚ざらし」を繰り返し、廃案にしました。
 高見候補は陳情を再び継続審議にした昨年12月議会について「ほとんどの議員が賛成、反対も言わない」と批判。党の住民アンケートにも78%の人が「反対」と回答しており、「私は上関原発(建設計画)にも中間貯蔵施設にも反対だと明らかにしてたたかう」と決意を述べました。
 白川氏は共産党が原発反対など国民の願いに応えることができるのは「大企業中心、アメリカ言いなりという自民党政治の『二つのゆがみ』に切り込む本物の改革を進める党だからだ」と強調。「共産党を伸ばすことが国民の暮らし守る確かな道です。田布施町で20年ぶりの共産党の議席を誕生させ、新しい政治を打ち立てよう」と呼びかけました。

(1月20日付「しんぶん赤旗」日刊紙・政治総合のページから)