政治を変える宝の議席

物価高・米不足対策しめす
全国で最も少ない定数6の四国比例で、白川よう子候補は今度こそ21年ぶりの議席奪還をと奮闘しています。
9月上旬、徳島市で開かれた集いで、70代の女性が白川氏に訴えました。「何を買っても高い。米は手に入らん。不安の声がいっぱい出ています。農業がちゃんとできる政治にしてほしい」
四国各地の集いで、物価高や米不足への悲鳴が上がっていると指摘する白川氏。党が提案している農産物の価格保障・農家への所得補償などの政策を紹介し、「他の国で行われており、日本でやれないはずがない。共産党は綱領に『農業を基幹的な生産部門として位置付ける』と掲げています。日本の農業、国民の食料を守っていく」と述べました。白川氏は四国農政局(高稔市)などを訪れ、米不足への緊急対応を要請しました。
女性議員増やす
四国選出の衆院議員(比例と小選挙区)は17人。女性はわずか1人です。この間、白川氏を押し上げて女性議員を増やそうと、超党派の地方議員や市民が支援してくれました。
9月中旬の愛媛県西条市の集いで、30代の男性は「男性も生きつらい」と語りました。白川氏は「女性も男性も、多様な性の人も、みんなが生きやすいのが私たちのめざすジェンダー平等社会。生きづらさはいっぱいある。みんなで解決しよう」と呼びかけました。
白川氏は高知県四万十市の津波浸水域にある保育所などを下田中学校跡地の高台に移転することなどを求める小・中学生らと交流し、活動に寄り添い、要求の実現へと尽力してきました。現地を何度も訪れ、子どもらと一緒に上京し、国に要請。市は5月、津波浸水地域の保育所と小学校を跡地に移転すると決めました。要求が前進し、白川氏は「子どもたちが意見を主張し、運動した大きな成果です」と強調します。
「四国の代表や」
白川氏h2017年の衆院選に、4期14年務めた香川県議を辞職して挑みました。当時、県内の党の県議は樫昭二氏との2議席。国政への挑戦に樫県議は反対だろうと思っていた白川氏に、樫県議は「あんたがやらないかん。四国の代表や。あとは何とかする」と励ましました。
白川氏はこの8年間、四国4県を巡り、住民の要求実現へ力を合わせてきました。03年に失った四国の議席回復へ訴え抜きます。
9月中旬、白川氏は衆院香川1区の、たなべ健一候補と高松市で街頭演説し、「四国のみなさんの声をしっかり国政と結び、必ず今の政治を変えていく」と決意を述べました。
(10月4日付「しんぶん赤旗」日刊紙・西日本のページから)