共産党の躍進で古い政治一掃を―香川で田村演説会

 「自民党政治を『もとから変える』日本共産党の躍進を」-早ければ10月にも 解散・総選挙が想定されるなか、日本共産党は3連休景終日の16日、田村智子委員長が高松市での演説会で、小池晃書記局長が一塁尿・品川区での「つどい」で、比例・小選挙区候補とともに総選挙での躍進を熱く訴えました。「この党を大き くしたい」と各地で入党がありました。
 田村委員長を迎え高松市内で開かれた日本共産党演説会。田村氏は、自民党の裏金・金権腐敗問題から、くらしと経済、外交・安全保障、ジェンダー平等、未来社会まで、自民党政治の何を変えどういう日本を目指すのか、「政治の中身を大きく変える」展望を聴衆に語り、「総選挙で日本共産党の議席を増やし自民党の議席を減らす」ため支持の輪を広げてほしいと訴えました。衆院比例四国ブロックの白川よう子候補、たなべ健一(衆院香川1区)、石田まゆ(同2区)、ささい孝志(同3区)3候補があいさっしました。演説会後、同会場で「入党懇談会」が開かれ、2人が入党を決意しました。
 田村氏は、自民党派閥の裏金問題を世に暴いた「しんぶん赤旗」日曜版の報道が今年のJCJ(日本ジャーナリスト会議)大賞に選出されたことを紹介。「スケールの点では、1975年の田中金脈報道や、88年のリクルート事件報道を超えるもの」との受賞理由を語り、自民党あげての「大政沿犯罪」であることを明らかにしたからだと指摘しました。
 自民党の総裁選で、すべての候補が表金事件の再調査を行わないと表明しているとして「自民党まるごとの大政治犯罪だから誰ひとり再調査とはいえない。表紙を替えても、裏金議員の温存になる。古い政治の継続にしかならない」と厳しく批判しました。
 「これを観客として見ているわけにはいかない。真相究明、裏金議員の選挙での公認を許さないと国民の怒りで追い詰めていこう」「四国の比例6議席のうち1議席を勝ち取り、全国で議席を伸ばし古い政治一掃をやり遂げよう」と呼びかけました。
 田村氏はまた、自民党総裁選で各候補が「選択制夫婦別性」「学校給食無償化」「健康保険証廃止見直し」「政策活動費廃止」などの施策を打ち出していることに言及。「これらは多くの国民が署名運動も行い、私たちも国会、地方議会で質問、要請してきたもの。自民党が散々『できない』と言ってきたものだ」と事実を話し、こうした施策は「みなさんと一緒に要求連動に本当に取り組む日本共産党を伸ばして実現しよう」と訴えました。
 白川候補は「四国から新たな政治をみなさんと共につくっていきたい」と語り、21年ぶりの日本共産党の衆院議席奪還に向け支援を呼びかけました。

(9月17日付「しんぶん赤旗」日刊紙・一面から)