四国の声を国政に

 松山市の土砂崩れで3名の方が行方不明になっていて、無事を祈るばかりです。
 雨の中、高知県幡多地区入り。四万十市を県議や市議と駆け回り、入党や赤旗購読を呼びかけ、翌日は大月町に。若い移住者の方とバーベキューをしながら懇談。「自由な時間」を求める共通点に花が咲きました。

 その日はひどく降り続いた雨の上、宿舎には暗くなってからの到着だったので、朝起きて窓の外を見ると、すぐそこがいきなり海である事にびっくり。雨の音のせいか?入り組んだ湾だからか?夜は波の音すら聞こえませんでした。部屋に置かれた「地震発生から同時または5分」と書かれた「南海トラフ巨大地震津波から生き抜くために…」の注意書きに再び目をやりました。

 前日は中山間地を、翌日から海岸線・漁師町を駆け回り、先週は瀬戸内側を走ったなあと考えると、四国は海から山まで急峻で変化に富んだ地形で、そこに生きる住民の思いも様々。政策を語るのも一辺倒では伝わりません。しかし、どこへ行っても物価高騰と自民党政治を何とかしてという思いは同じ。土佐清水市で訴えていると、「裏金自民党を変えてくれ、共産党頑張れよ」と声がかかりました。高松から土佐清水市や大月町までは、公共交通だと片道7時間くらいはかかりますが、この一言で疲れも吹っ飛びます。

 四国は本当に広い。そして変化に富んでいます。生きてきた、生きているこの四国の声を国政にしっかり届ける議席が必要だと心から思います。

(7月21日付四国各県「民報」に掲載)