能登に希望を―四国から連帯

 被災地ではこの急な暑さをどうしのいでいるだろうと心馳せています。元旦の能登半島地震から半年となった1日、衆議院の議員会館では院内集会が開かれました。被災者や支援団体、医療・介護関係者、地方議員や有識者が集まり、被災地の現状の報告や打開の策を超党派で話し合いました。

 実はこの集会の発起人の方は、西日本豪雨災害の時に西予市にボランティアに来られていた方で、能登半島地震後はずっと珠洲市で活動をされています。遅々として進まない奥能登の復興は、まるで「棄民政策」のようだと心を痛め、被災地の現状を知らせて国を動かそうと頑張りを続けていらっしゃいます。

 被災地ではいまだ仮設住宅にも入れず、家に帰ることもできず、倒壊家屋も放置状態、復興どころか断たれたインフラの復旧さえ見通せない。公費解体や道路の復旧も、医療や介護施設も深刻な人手不足が復旧の大きな障害となっています。国からの食糧支援は打ち切られ、行政からの食糧支援も仮設住宅入居が決まったら打ち切りと、大半の市町で決められてしまいました。

 党前衆議院議員の藤野やすふみさんを先頭に被災者の要望を届けて、政府の備蓄米も本来の目的通り被災地に供給する方策も見えてきました。支援に取り組む共同センターや、穴水のサテライトセンター(第2事務所)が地域に根ざした活動を続けています。私も今月末に能登に入ります。能登に希望を取り戻すため、四国からも連帯を続けていきたい。

(7月14日付四国各県民報に掲載)