市民と野党の本物の共闘をReスタート

 四国も梅雨入りしましたが、「四国新緑キャラバン」が続いています。
 
 キャラバンが松山市に入った19日、国会では「政治資金規正法」の改正が可決。パーティは今後も開く、政策活動費は合法化、黒塗り領収書を10年後に公開という、規正の「き」の字もない内容。肝心の企業団体献金の禁止などカケラもありません。自民党ぐるみの組織的犯罪行為という裏金事件を反省する気も、国民に全容を明らかにする気もないのなら退陣してもらうしかない!
 
 年金は増えないのに介護保険料が高くなると通知がきた。国保料が高くて払いきれない。物価が高くなって、より安いものを求めて自転車でスーパーをハシゴしている。訪問介護の基本報酬を引き下げられ赤字の上に大赤字。うちに来てくれているヘルパーさんも給料が安くて大変。障がい者の作業所も改悪続きで続けられない。キャラバンの中で行ったつどいでは、切実な声がいっぱい出されました。自民党に多額の献金をする大企業には減税・補助金を大盤振る舞い。国民には負担増で、社会保障を切り捨てる自民党政治が続くことは国民生活をいっそう苦しめるだけです。
 
 アメリカと大企業いいなりに、軍事費倍増、敵基地攻撃能力の保有、殺傷兵器の輸出という憲法破壊政治を進める今の政治を変えるしかありません。東京都知事選挙もはじまりました。蓮舫新知事を誕生させ、立憲主義を取り戻す市民と野党の本物の共闘を首都からReスタートしていきましょう。

(6月30日付四国各県「民報」に掲載)