宣伝カーが「ちゃがまった!」

「一部の大学に偏っている」「多様性が大事」。学術会議の会員6人の任命拒否について、日本共産党の代表質問への菅首相の答弁です。それならなぜ若手や女性、その大学から一人だけという研究者まで排除したのでしょうか?学術会議が推薦した名簿を「見ていない」のにどうして「総合的・俯瞰的」に判断できるのでしょうか?首相答弁は語れば語るほど支離滅裂。憲法にも法律にも反する任命拒否に居直る首相答弁を聞くにつけ、この人に政権を任せてはおけないとの思いが沸々と湧いてきます。野党連合政権で政権奪取は、日に日に切実な願いになっています。

四万十市西土佐に向かう宣伝カーで、「何だか焦げたような匂いがするな?」。直後に車のエンジン音が消えた…「ちゃがまった!(土佐弁で「壊れる」という意味)」。ここは山の中。しかも告知してある街頭演説会の時刻が迫っている。別の車に来てもらい、何とか演説場所までたどり着いたものの、マイクもないので地声で訴えました。

工事のため方々で交通規制があり、1時間のうち50分が通行止め。わずか10分の規制の中をくぐり抜け次の会場へ。冷や汗ものでしたが、山間部の皆さんの暮らしもよくわかりました。

旧西土佐村で掛けていただいた「今までの政治家の耳触りがいいだけの言葉はもういらん。ここで暮らすもんの声を一つずつ国に届けて欲しい」という言葉が私の心に深く刻まれました。

2020年10月31日 よう子記