食と農の再生へ交流―徳島・阿南市でシンポ
「食と農の再生 希望はここにある」と題したシンポジウムが21日、徳島県阿南市で開かれました(主催=食と農の再生めざす実行委員会)。県や市の農林水産担当者、地方議員などが参加。日本共産党の白川よう子衆院四国比例候補や、農業関係者などが活動を報告しました。同党の達田良子県議が司会を務めました。
白川氏は、〝農薬や資材の高騰で農業を続けるのが大変″という声を四国中で聞いたと述べ、日本の農業がここまで大変になったのは農業予算を減らしてきた自民党政治に責任があると指摘。党の政策を紹介し、政治を切り替えることが必要だと強調しました。
農民連の長谷川敏郎会長は、自給率向上を求める署名など運動で情勢は動かせるとし、農業を大事にする政権に代えるしかないと強調しました。
ミカン農家である共産党の井出美智子・勝浦町議は、ミカンで有名な勝浦町の農業者支援策を紹介。町単独の施策では限界があるとし、農業を国の基幹産業に位置付けてほしいと訴えました。
JA東とくしま農業協同組合の荒井義之代表理事組合長は、2030年までに耕作地の25%を有機農業にするための取り組みや、小松島市で有機米が学校給食に使われていることを報告しました。
子ども食堂などに取り組む渡辺純子氏は、食を大事にしたいと「食育一の普及に取り組んでいると語りました。
(7月23日付「しんぶん赤旗」日刊紙、政治・総合のページから)