ようこちゃんを国会へ

 楠藤温子すてきな大人の女性になった「ようこさん」をちゃん付けで呼ぶのは忍びないのですが、あえてここは、若いときのように「ようこちゃん」と呼ばせてください。

 私は、ようこちゃんとは直接一緒に仕事はしていませんが、健生病院で青春時代の一こまをご一緒しました。

 思い浮かぶのは、仕事をしているときも、おしゃべりをしているときも、会議や学習会の時も、いつも元気にはきはきと声を上げているようこちゃん。
一言で言えば「どんなときも全力投球」でしょうか。

 私の「結婚を祝う会」の時も、新郎新婦入場のBGMに「てんとう虫のサンバ」を提案されて抵抗した夫が、「前で誰かが踊ってくれるなら」と断るための難題を提案したとき、「おやすいご用」といわんばかりに手を挙げ、放射線技師のあゆみちゃんと手作りのかわいい衣装でてんとう虫に扮して、みごと私たちを先導してくれましたね。あまりの出来に、主役はてんとう虫といわしめた完成度でした。人を喜ばせる力は天下一品です。

 そのころ私は、ようこちゃんの中にある心の強さやひたむきさの背景に、こんなに大変な苦労があったとは知りませんでした。

 今回、こうして候補者になるにあたって語られたようこちゃんの想いを聞くにつけ、ただ「元気なようこちゃん」というだけでなく、特別な輝きを持って私たちに勇気を与えてくれているように思います。

 どうかその想いを、まっすぐなそれでいて柔らかなことばでもって、国会のなかのようわからん妖怪どもをやっつけてくださいまし。ようこちゃんの「元気」を支えるために、私も微力ながら力を尽くします。(徳島県民主医療機関連合会職員)

〈2017.07.02 民主香川、愛媛民報、徳島新報、高知民報への寄稿〉