悪政暴走 止めるために

太田展生さん安倍首相はついに九条改悪に足を踏み入れました。秘密保護法、集団的自衛権容認に続いて、本格的に日本を戦争する国へと進ませています。そのてめに「共謀罪」の成立強行により、国民が物言えぬ国にしようとしています。まさに戦前の「日本帝国」復活の企みです。

その上、国民の経済格差は拡大し栄えるのは大資本家のみという状況です。医療分野でも医療保険の患者負担増が続き、今年は70才以上の患者負担限度額の引き上げや入院居住費の増額を施行、来年度以降は受診時の定額負担の実施や75才以上の窓口負担を2割負担へ増やす他、保険料の軽減特例を廃止する計画等々、多い人では現行の十倍の負担を強いられる酷い内容です。

介護についても、介護保険利用料の引き上げと、要介護度1と2の保険外しや、医療・介護の入院・入所施設の削減により、国の責任を弱めて家族の責任を強め、近隣の互助やボランティアの援助に頼る面を拡大する方針です。公的医療・介護の後退は老後の不安を増大させ、親を支える現役世帯にも大きな負担をもたらします。

一方で大企業には減税し、消費税は増税する。その国民の税金で、一機数百億円もするオスプレイやステルス戦闘機を購入するなど、本当に腹が立ちます。
 安倍政権は傲慢で品位が無く、独裁的で米国盲従、新自由主義で右翼復古主義です。この反国民的な安倍政権を打倒するためには、総選挙で日本共産党が躍進し、野党と市民の共闘を強めることが極めて重要です。

この選挙に、県会議員として試されずみの政治家であり、しかも誰もが会えば好きになり元気になる暖かな人格、不正・不条理を許さない強い信念に基づく本物の優しさを持つ女性候補、白川容子さんが出馬されたことは真に心強い限りです。白川さんの不退転の決意を心から応援しています。(香川県保険医協会理事長、おおた小児科アレルギー科クリニック院長 太田 展生)

〈2017.06.18 民主香川、愛媛民報、徳島新報、高知民報への寄稿〉