介護・医療 改善ともに

白川氏 出雲医療生協役員と懇談

 日本共産党の白川容子参院議員は8日、島根県出雲市で出雲医療生協役員と懇談しました。大国陽介県議、吉井安見、後藤由美両市議、亀谷優子県常任委員が同席。力を合わせて職員の処遇改善、地域医療崩壊を食い止める国民的共同を強めようと話し合いました。

 参院厚生労働委員会に所属する白川氏は、自治体病院や開業医を含め各地の医療機関へ出向き、窮状を聞き取っていると自己紹介。「要望、課題を教えてほしい」と切り出しました。

 渡部満専務理事は、過去最多にのぼる全国の病院の倒産件数や、他産業の水準を下回る医療職員の収入をあげ「政府は医療が存続しなくていいとメッセージを出しているように感じる。しっかり給料が上げられるだけの診療報酬がないと歯止めがきかない」と吐露。人手不足でベッドが維持できないなど「いろんな要素が絡んで医療、福祉がどの分野より厳しい状況に置かれている」と話しました。

 「消費税を下げるだけでも負担がだいぶ違う。医療や福祉から取るべきでない」との声も出されました。

 白川氏は医療職員の生活を安定させ離職を防ぐためにも「社会保障制度として当たり前に診療報酬を引き上げ、医療を支える仕組みが必要だ」と応じました。

(10月10日付「しんぶん赤旗」日刊紙 地方総合面から)