今度こそ国会へ―九州・中国駆ける

 陸海空路を駆使し西日本17県を飛び回る日本共産党の白川よう子比倒候補。「いのちの声を届ける」をテーマにサポーターが作製した応接グッズのTシャツとバッジを身につけ、出会う人たちにエネルギーをもらいながら分刻みで疾走しています。「暮らしの願いを抱え、今度こそ国会へ駆け上がる」。参院選中盤の白川候補の括動と反応を追いました。
 
 【11日】鹿児島、熊本
 新幹線で早朝広島市を出発し鹿児島市に到着。小池晃責局長・比例候補の応接を受け、鹿児島中央駅前でまつぎき裏琴比例候補とともに街頭演説しました。
 「元気な演説に励まされた」という川島和子さん(73)。「消費税廃止を最初からいってきたのが共産党だとみんなに話している」
 午後は水俣市と熊本市で演説。水俣病不知火患者会の谷添政一さんは、被害者救済新法案が継続審議になったことについて「共産党は山下よしきさん(党プロジェクトチーム責任者)、小池さんをはじめ親身になって動いてくれた。白川さんも国会に行ってぜひ新法を実現させてほしい」。

 人手不足が深刻
 【12日】福岡
 熊本市から北九州市、福
岡市へ移動し、街頭演説と個人演説会をはしご。小倉北区では街頭演説の場所へ移動しながら商店街で「比例は共産党」とアピール。夜勤明けに駆けつけた看護師の女性(22)は病院に就職し1年余。人手不足が深刻でつらいといいます。「演説を聞いて、もっと勉強し、投票しようと思った」

 減税財掘脚に納得
 【13日】岡山、山口
 高松市を出発し、岡山市と山口県宇部市、山陽小野田市で行動。屋外の演説が終わると詰めたいタオルで首筋を精やします。岡山駅東口で演説前に消費税減税のシールアンケートをした安部しのぶさん(51)は「子どもを抱っこしたお母さんが『もちろん減税』とシール。大企業の役員報酬が高いのに税負担が少ないと話すと財源を納得してもらえる。電話かけより対話が弾む」と手応えを話します。
 立ち止まって演説を聞いた和装の男性(57)は「政治に興味がある」と白川候補と握手。「自民党はいいところが全然ない。解党すべきでは? 共産党が与党になれないのがおかしい」

 【14日】長崎
 北九州市から長崎市へ。市田忠義副委員長、つつい涼介長崎選挙区候補と並んで政治転換を訴えました。
 買い物の荷物を持った70代の男性が足を止め、「物価高騰で大変。消費税5%に下げて欲しい。応援したい」と笑顔を見せました。

(7月16日付「しんぶん赤旗」日刊紙・西日本のページから)