議会でしっかりと筋を通す議席

 17日深夜、震度6弱の観測史上最も強い地震が愛媛県と高知県を襲いました。断水やがけ崩れ民家への被害など復旧が急がれます。被災されたみなさんにお見舞い申し上げます。伊方原発の近くが震源地でした全廃炉を求めます。

 4年前、空白だった愛媛県西予市に日本共産党の和気数男市議が誕生しました。「和気さんが壇上に立つと、なぜか議会が沸く」とある方がおっしゃいました。共産党が議会に出てから、議論が活発になったと。市民病院・野村病院・つくし苑を指定管理者制度導入による公設民営を進めようと市が提案してきた当初、反対の立場で発言するのは和気議員だけだったのが、今や議会の約半分までになっています。

 

 今回は新人の大森揚子さんに引き継ぐ選挙戦です。大森さんは保育の専門家で、西予市の「生活と健康を守る会」の事務局次長として生活相談などを受け持ってきました。大森さんは、「市民の命と健康に市が責任を持つ」よう声を上げ続けると、必死の頑張りをしています。

 

 先日、「西予市民病院などを守る会」が、21人の市議選立候補予定者に「指定管理者制度導入の賛否を問う」公開質問状を送ったそうです。11人から回答があり、全員が「反対」と答えています。こうした勢力を増やすことは大事ですが、議会でしっかりと筋を通す議席、何より市民を決して裏切らず他の議員とも一致点を作り出すために頑張れる議席が必要です。日本共産党の大森揚子さんは、間違いなくその仕事ができる人です。

(4月28日、5月3日付合併号・四国各県「民報」に掲載)