「朝令昼改」

「朝令暮改」ならぬ「朝令昼改」・・・。政府は方針を転換して北海道、岡山県、広島県に緊急事態宣言の適用を決めました。後手・小出しの繰り返しは、菅政権の感染実態に対する危機感の欠如そのものです。

徳島県や香川県が要請していた「まん延防止等重点措置」の適応も、まだまだ「まん延が足りない」とでも言わんばかりに見送り。そもそも緊急事態宣言、まん延防止等重点措置、その他の地域に分かれる複雑な仕組みに何の意味があるのかがわかりません。宣言や重点措置区域にとどまらず、各地で事業者に時短要請が出されるなど、事業や生活への影響は全国で広がっています。持続化給付金や家賃支援給付金なども全国ベースで行うことが必要です。

先日、ニュース番組でのオーストリア在住邦人女性の言葉に驚きました。仕事上ミーティングがある、個人的に友達と会う、こういった時にいつでもPCR検査が無料(国費)で受けられると言うのです。

調べてみるとウィーンではかなり前からPCR検査や抗原検査が行われているそうですが、例えば美容室など身体に接触するような場合は顧客自身が48時間以内の陰性証明を持参しなければならないそうです。症状がない場合は指定された街中の薬局で抗原検査を無料で受けることができます。いわばPCR検査などが「日常」になっているのです。香川県三豊市が独自に抗原検査を始め、希望する人は無料で受けられます。本来は国がやる仕事です。

2021.05.27 よう子記