南の炎となり歴史創る

TSUKAJI高知県から、四国から日本共産党の国会議員がいなくなって14年が経とうとしています。しかも、高知の衆院小選挙区から送り出している国会議員は一区が中谷元前防衛大臣、二区が山本有二現農林水産大臣。平和も農林漁業も破壊する安倍政権の中核を担う人物です。全国の皆さんに申し訳ない思いです。

自力をつけ、風を起こし必勝区に位置づけられた一区の松本顕治予定候補、二区の島﨑保臣予定候補、30代前半の若い二人を先頭に必ず、白川よう子さんを国会に送り出す責任を果たそうと思っています。

昨年12月、高知県沖に米軍戦闘機が墜落。1994年にも大川村保育所からわずか200メートルの早明浦ダム湖に米軍機が墜落、今回で三度目となります。県の危機管理部に確認をとっても詳細は全く不明。防衛省への確認を仁比聡平参院議員に依頼し聞き取り調査を行っていただきました。米軍低空飛行訓練の問題でも、国会議員が力を尽くしてくださっていますが、やはり、四国の課題と要望を重点的に対応できる国会議員の存在は高知県民の命と暮らしを守る上でまさに宝の議席です。

白川さんが、香川の皆さんの負託にこたえた県議の仕事を続けたいとの思いと、国政を変えなければという思いに揺れながら、現職県議の議席を辞し挑戦する決意をされたことを、同じ県議として震える思いでお聞きしました。高知に来て、各種団体との懇談や後援会のつどいでのご挨拶、迫力ある街頭演説と八面六臂で活躍する姿に「女山原じゃのう」、「絶対、国会に行ってもらわんといかん」と期待の声が大きく広がっています。出会った人を勇気づけ、魅力的な笑顔でいっぺんにファンにさせる白川さん。お酒の強さも土佐好み。

1996年、初めて小選挙区選挙で山原健二郎さんを当選させ、比例で春名直章さんを送り出した高知と四国のたたかいの歴史を胸に、「南の熱き炎」となって新しい歴史を創るため全力で頑張ります。(日本共産党高知県議・塚地佐智)

〈2017.05.21 民主香川、愛媛民報、徳島新報、高知民報への寄稿〉