平和守れ―闘いの最前線に

週の大半はキャリーバッグに資料を詰め込み西日本地域を大移動する日々です。
真っ先に足を運んだの闘いの最前線でした。在沖縄米海兵隊の実弾砲撃演習が行われた大分県の陸上自衛隊日出生台演習場で、りゅう弾砲の砲撃音が鳴り響くなか、監視する住居と交流。国が製鉄所跡地を購入し装備品の製造基盤や火薬庫、港湾など全国に例を見ない官民共同の一大軍事拠占をつくる計画の広島県呉市で、住民と防衛省の聞き取り調査に参加しました。
集いでは西日本の大軍拡の背景にあるアメリカいいなり、熊本に進出した半導体企業に税金をつぎ込むような大企業優遇の二つのゆがみが命と暮らしを圧迫すると訴え、「分かりやすい」と共感を呼んでいます。
物価高騰や診療・介護報酬削減で医療機関や事業所経営が深刻です。各地の懇談では医療職場出身者として一番やりたいのがケア労働者の待遇改善」と強調。「医療出身の人が国会に行けばクリアに問題を指摘できると期待している」と声が寄せられました。
広島、長崎の被爆地、ビキニ被ばくの高知でも運動がある西日本。15日、国の指定地域外にいたため被害者と認められない長崎の「被爆体験者」の東京での要請に同席しました。20日には広島の被爆者、高東征二さん〔84〕と懇談し、「核兵器廃絶の声を伝える議席へ頑張りたい」と表明。「いろんな経験をしている白川さんは弱い者の立場に立てる」と激励されました。
当事者の要求と運動が政治を動かす-香川県議時代からの実感です。高知の子育て中の親が求めた「不登校休暇」が、介護休業制度の対象になる可能性があると党の政府交渉と県議団の論戦で分かり、喜ばれました。「手をつなぐ輪を大きく広げよう」と決意を込めて17県を走り抜けます。
(4月25日付「しんぶん赤旗」日刊紙・選挙のページから)