広島市で演説会―山添参院議員と訴え

 生きづらい毎日を参院選の党躍進で変えよう-。20日、広島市で日本共産党の山添拓政策委員長を招いた演説会「私とあなたと希望フェス with 山添拓」が開かました。大平よしのぶ衆院中国比例候補が司会を務め、白川よう子参院比例候補、高見あつみ同広島選挙区候補が政治を変える展望と決意を表明。終了後に入党懇談会を行い、オンライン視聴会場を含め7人が入党を決意しました。
 第一部は真ん中世代が中心の実行委員会のアイデアで、白川、高見両氏とリレートークの話し手が路面電車に乗り込み、車内で対話する寸劇形式で行われました。リレートークでは、大学生から就職活動の早期化と研究者支援の不足、子育て中の親から教育費の不安、医療・介護労働者から診療・介護報酬引書下げの深刻な影響が出されました。
 山添氏は「明日に希望を持てないような日本では明るい展望が開けてこない」と述べ、物価高騰から暮らしを守る党の緊急提案を説明。「医療・介護の危機を打開し、軍事費でなく教育予算を倍増すべきと声を上げよう」と力説しました。
 第2部では山添氏が会場から寄せられた質問に答えました。「みんなが手取りを増やすには」との問いに、消費税を5%に下げれば年12万円の減税となり、世論の6~7割が賛成だと指摘。財源を国債で賄うのでなく大企業と富裕層のゆきすぎた減税をただすこと、大企業の内部留保に課税し中小企業の賃上げを直接支援する提案を語りました。

(4月22日付「しんぶん赤旗」日刊紙・政治総合のページから)