ケア労働待遇改善を―福岡で懇談

日本共産党の白川よう子参院比例候補は26日、福岡県直方〔のおがた〕、田川両市で介護、保育、業者、障害者など幅広い分野の団体や事業所を訪問し実情を聞きながら、地方議員と連携して市民の声で政治を変える決意を語りました。直方市で渡辺和幸、那須和也両市議、田川市で柿田孝子、佐藤俊一両市議が同行しました。
直方市の認可保育園「ポッポ保育園では、募集しても必要な保育士数が確保できず、深刻な人手不足で職員が疲弊している問題が述べられました。近隣の田川市などは保育科無料ですが直方市は一部有料で「親が子育てしやすい自治体に引っ越し、人口が減ってしまう」との声が出されました。
田川市で小規模多機能ホームを運営する社会福祉法人「まごころ」では、訪問介護報酬引き下げで廃業する事業所の増加や、制度改悪で在宅介護ができず施設入所せざるを得ない状況などが紹介されました。
白川氏はケア労働の職員確保が難しい要因に待遇の低さがあるとして「働く人の待遇改善、利用者負担を軽減し介護報酬を引書上げるのは国の責任。軍事費に8・7兆円もつぎ込む予算の使い道を改め、医療や介護、福祉充実の政治に切り替えよう」と参院選選での比例5議席必勝を訴えました。
(3月27日付「しんぶん赤旗」日刊紙・政治総合のページから)