持続可能な観光こそ―大分・湯布院で観光局と懇談

 日本共産党の白川よう子参院比例候補は2月28日、「住んでよし、訪れてよし」の滞在循環型保養温泉地をめざす大分県の由布市まちづくり観光局を訪れ、直面する課題などについて懇談しました。一尾和史専務理事が応対しました。
 由布市内には由布院、湯平など五つの温泉地があり、全国的に有名な観光地として知られます。近年はインパウンド〔訪日客〕急増・集中によ交通渋滞やごみ投棄などオーパーツーリズムの問題が顕著に。人手不足も深刻で一尾氏は「スタッフが足りず部屋の7~8割しか稼働していない旅館がある」と話しました。
 白川氏は地域住民の生活を大事にした持続可能な観光の実現に向け「国が支援すべきだ」と語り、一尾氏も「観光産業の発展で国土や環境が荒らされたら元も子もない」と応じました。
 また白川氏は同日、米海兵隊の実弾砲撃演習が行われている日出生台〔ひじゅうだい〕演習場を調査したことに言及。「安らぎや癒やしを求め訪れる観光地近隣で砲撃訓練やオスプレイ飛来はあってはならない。平和でこそ観光が楽しめると頑張りたい」と述べ、一尾氏は「ぜひよろしくお願いします」と答えました。

(3月4日付「しんぶん赤旗」日刊紙・経済面から)