実弾演習やめよ―観光も平和があってこそ
毎朝目覚めると違う景色。「ここはどこ?」と混乱し、認識するまで時間を要するのが朝のルーティンに。
17県は広し!今週も広島でつどい、呉の日鉄跡地や岩国基地調査、岡山で中国ブロックのいっせい街頭宣伝。鹿児島で「戦争止めよう沖縄西日本ネットワーク」結成総会に参加、宮崎市や国富町でつどい、香川県丸亀市での演説会と駆け回りました。
昨日は大分県へ。2月27日から始まった在沖縄米軍による陸上自衛隊日出生台演習場での実弾砲撃訓練。観光地である湯布院で行われるこの演習は16回目。そして今年は過去最大規模。人員430人、車両110台は、日米合意や演習場の使用協定で定められている人員300人、車両60台をはるかに超えています。なし崩しは許されません!
湯布院に入る手前の峠に差し掛かると、とたんに砲撃訓練の大きな音が聞こえてきます。監視情報センターに向かうと、毎日何発の砲撃訓練があったのかを市民団体の皆さんが監視を続けています。説明を受けるその間にも次々と大きな爆音で実弾砲撃が行われます。
市民の暮らしを無視して観光地である湯布院で、2020年の訓練時には夜8時を超えても砲撃訓練が行われました。どんな訓練が行われるのかも地元には説明も不十分なまま、近くで酪農を営む皆さんや人のみならず牛たちまでもがストレスを抱えています。自然豊かで穏やかなこの地域で実弾砲撃訓練などやめるべきです。観光も平和があってこそ。
(3月16日付各県「民報」に掲載)
