新基地建設断念へ――辺野古で調査

 日本共産党の白川よう子参院比例候補は23日、沖縄県名讃市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で辺野古新基地建設の抗議・監視活動に参抑し、連帯のあいさつをしました。 午前9時前、大勢の警備員が立つ土砂搬入口付近に抗議の人たちが集まりました。白川氏も座り込みに加わり、安保廃棄・沖縄県統一連の瀬長和男事務局長や参加者に情勢や闘いの経験を聞きながら交流しました。
 前日の22日、米兵による少女暴行事件に抗議する沖縄県民大会に参加した白川氏は「命と暮らしを脅かす基地のない沖縄へ心を一つにした」とあいさつ。活動地域の西日本でオスプレイ配備の佐賀空港(佐賀市)や米軍岩国基地(山口県岩国市)など戦争する国づくりの準備が進む現場に足を運んだとして「日本のどこにも基地はいらない。諦めずたたかうみなさんと連帯し、新基地建設断念へ全力をあげる」と表明しました。
 その後、市民団体「ヘリ基地反対協議会」のグラスボートに乗り込み、海上から調査。工事に伴いサンゴが移植されたとみられる海域や、今年1月の「代執行」で始まった埋め立て関連工事の現場付近を確認しながら、西原瑠夏(るか)船長の説明を受けました。
 白川氏は「軟弱地盤で実現の見通しがない新基地建設で豊な大浦湾の自然が破壊されている。改めて怒りを感じた」と自民党政治転換の決意を語りました。

(12月24日付「しんぶん赤旗」日刊紙・1面から)