さあ、総選挙

 首相になってもいない人が10月9日に解散することを決め、27日が投票日の衆議院解散・総選挙日程が発表されました。世間では「臭いものにフタ解散」と呼ばれているらしい。石破さんは首相になる前から「勇気と真心」「国民の納得と共感」を強調していた…はずでした。フタを開けると(分かっていましたが)劣化甚だしい。行き詰まった自民党政治を大元から変える歴史的チャンスの総選挙で、四国からも勝利を勝ち取るため、総仕上げの日々を全力で頑張っています。

 急な選挙戦で準備も大変です。マスコミからも「候補者の横顔取材」や、写真撮影の依頼も急増。4日には総選挙前最後の「四国ブロック候補者会議」も行われました。比例・選挙区合わせて9名の候補者を立ててたたかうことになります。それぞれ不安もありますが、それをみんなの力の総結集で乗り越えて、21年ぶりの四国ブロックの議席奪還へ心一つに決意を固めました。

 「総選挙勝利四国キャンペーン」も先月28日に最終日を迎え、故郷の吉野川市鴨島町へ。駅前での宣伝はお馴染みになって、商店の皆さんからも「よう子ちゃん」と声がかかります。鴨島は高校時代に母と夜逃げ同然で父から逃れ、叔母を頼って住み着いた町。あの頃の思いが甦ります。連ドラの『虎に翼 』で寅子の最後のセリフ、「今変わらなくても、その声がいつか何かを変えるかもしれない。」私自身、声を上げ続けたその思いを実らせる時が目前に迫っています。

(10月13日付四国各県「民報」に掲載)