能登に救援募金届ける

庄見さん(右)に災害支援募金を手渡す(右から3番目)白川氏ら=24日、石川県輪島市

 日本共産党の白川よう子衆院四国比例候補は23、24の両日、能登半島地震の被災地や仮設住宅を視察しました。高知県議の岡本和也、細木良の両氏、高知県四万十市議の谷田道子、川渕誠司の両氏らと訪問しました。四国各県で集めた災害救援募金を届けました。
 高さ5㍍の津波が襲った珠洲市三崎町では地震発生から半年以上たった今も、倒壊した家屋の下敷きになった車が放置されていました。重機を操作する人の不足や現地での生活再建に展望が持てない住民も多いのが要因のようです。また、4㍍の地盤隆起で海底が露出した黒島漁港を訪れました。
 珠洲市では2003年に原発建設を阻止しました。「志賀原発を廃炉に!訴訟」原告団長の北野進・元石川県議から、電力会社の買収による住民の分断などを乗り越え、粘り強い反対運動や選挙戦で民意を示し続けた経験などが語られました。
 輪島市道下(とうげ)地区の仮設住宅では、穴水共同支援センターの庄見二三男さんの案内で支援物資を届けながら聴き取りを行いました。大雨で仮設住宅の敷地のいたるところに水たまりができて通行できない状況や、床下に水がたまり、部屋にカビが発生するのではと懸念する住民の声が寄せられました。
 白川氏は「東日本大震災の教訓が生かされておらず、何とかしないと、との思いを強くしました。ボランティアが足りません。国や自治体からの抜本的な支援と全国からの募金や物資、何よりも被災者に寄り添う政治に変えるために頑張ります」と語りました。

(7月30日付「しんぶん赤旗」日刊紙・西日本のページから)