参院選候補―駆ける 手をつなぐ輪広げる

 初対面の人を引きつけるおおらかな笑顔に張りのある演説。8年間衆院比例候補として活動した四国から大きく広がるlT県を回るなかで、厳しく引き締まる表情が増えました。西日本に広がる大軍拡の大波を目の当たりにする日々です。
 オスプレイ配備のため建設中の陸上自衛隊佐賀駐屯地で反対す漁業者らの説明を受け、沖縄・辺野古では米軍新基地建設抗議の座り込みや集会に参加。基地強化が進む沖縄・石垣島、山口県岩国市の米軍岩国基地、大分・日出生台演習場など闘いの現場に足を運び運動する住民と連帯の決意を新たにしてきました。
 父のDVから逃れ母子で貧困に陥り、働きながら社会福祉を学んで医療生協に就職しました。命を大事にする政治をめざす日本共産党の道と「幸せに生きることを諦めなくていい社会に」の思いが重なり、入党します。
 労災と認められず、じん肺で亡くなった患者との別れと「これが資本主義だよ」と告げた医師の言葉が心に焼きついています。街頭や集いで「生き続けようとする人の命綱を断つのが自民党政治」と石破政権の高額療養費改悪を糾弾し、党躍進で政治の転換を呼びかけます。「国会に駆け上がり、真っ先にやりたいのがケア労働者の待遇改善」と熟を込れて訴えています。
 2月、那覇市での決起集会翌日に寸暇を惜しみ、沖縄県南風原町で党町議と要求対話の訪問活動をしました。「物価が高く生活が苦しい。ミサイルより介護や敬老パスにお金を使って」という女性。「みなさんの願いを集めて実現させよう。政治のゆがみにメスを入れる共産党を大きくしてくだ古い」と握手しました。
 「西日本から戦争国家づくりを止める。どこへでも飛んでいく。声を聞いて一緒に解決に取り組み、手をつなぐ輪を広げたい」

(3月2日付「しんぶん赤旗」日刊紙・3面から)