輪を広げ政治を前に―白川よう子比例候補の思い

 来夏参院選の比例候補(第1次)として発表された日本共産党香川県委員会副委員長の白川よう子さん(58)。総選挙では四国比例候補として奮闘。活動地域が中国、四国、九州・沖縄の17県に広がります。参院選に臨む患いを聞きました。    (古荘智子)


 私の政治の原点は、生きること、幸せになることを諦めなくてもいい社会をつくることです。香川県議のとき、貧困に苦しむ子どもたち、介護・医療の負担を自力でどうすることもできないお年寄り、非正規雇用から抜け出せない若者…白公政沿のもと、精いっぱい生きる人たちの叫びと向き合ってきました。
 いま物価高騰、社会保障切り捨て、教育費の負担増などが暮らしに襲いかかり、将来の不安に押しつぶされそうな状況ではないでしょうか。介護事業所の閉鎖で在宅介護が厳しい問題が報じられるように、人口減少の地方ではとりわけ自公政治の矛盾が深刻です。
 四国では米軍の超低空飛行訓練の爆音で幼い子どもがおぴえても、日本政府は米国に抗議しない。沖縄はもとより西日本全域で平和と命にかかわるアメリカいいなり政治の大問題があります。農林水産業の衰退、地域の足であるローカル線の廃止など、暮らしの根幹が崩れ、生きるすべが奪われています。
 候補者活動の中で、この現状を変える力は日々懸命に生きている一人ひとりの国民の中にこそあると実感してきました。みなさんと手をつなぐ輪をさらに大きくしながら政治を前に進める決意です。
 中国、四国、九州・沖縄で要求や運動の現場に足を運び、どんなに小さい声でも聞かせてもらって必ず国政に届けたい。どうぞよろしくお願いします。

(12月4日付「しんぶん赤旗」日刊紙・西日本のページから)