国が患者への周知を

白川氏 血管炎薬死亡巡り要求 参院厚労委

 血管炎の治療薬「タブネオス」の投与後に国内で20人の患者が死亡していたことが明らかになり、安全性が問われる事態となっています。21日、厚生労働省の指示を受けて、販売元のキッセイ薬品工業が医療機関に注意喚起を行う「ブルーレター」という安全性速報を出しました。

 「ブルーレター」は、緊急性が高く医療従事者に速やかな周知をする必要がある場合に出されるものです。

 厚労省は死亡例の副作用報告の集積を受け、事業者に注意喚起を行わせ、15日にキッセイ薬品工業が医療機関に新規投与を控えるよう注意喚起していました。今回、肝機能検査を高い頻度で行うことや投与を中止すべき基準値などが明記されました。

 日本共産党の白川容子議員は21日の参院厚生労働委員会でこの問題を取り上げ、服用中患者数の正確な把握、患者への周知を企業任せにせず、厚労省が知らせる手だてをとることを求めました。上野賢一郎厚労相は、患者数のリアルタイムでの把握は困難だとしつつ、「製造販売業者に対し、安全性速報を発出し、全ての納入先の医療機関と薬局に情報提供を行うよう指示をした。関係団体・学会とも連携をしながら、患者への周知に努めていく」と述べました。

(5月22日付「しんぶん赤旗」日刊紙 社会面から)