被爆者と懇談――広島・平和記念公園

日本共産党の大平よしのぶ衆院中国比例候補、白川よう子参院比例候補は20日、広島市の平和記念公園で被爆者の高東征二さん〔84〕と懇談しました。
高東さんは4歳の時に広島市の自宅で被爆し、広島の「黒い雨」訴訟で原告全員を被爆者と認める勝訴判決を膵ち取りました。判決後、国の新基準で被爆者健康手帳の交付を却下さされた人が第2次訴訟を起こし、高東さんは「黒い雨」被害者を支援する会の事務局長を務めています。「国は内部被ばくを認めない。被爆者手帳をもらえずに亡くなった人がたくさんいる。運動を続けていかないといけない」と語りました。
白川さんは国指定の被爆地域外にいたため被爆者と認められない長崎の「被爆体験者」の政府交渉に同席したことを紹介。「『これが最後の要請になるかもしれない』と必死の思いで語られ、胸が締め付けられた」と振り返りました。「四国にもビキニ被ばくの問題があり、広島、長崎、みなさんの声をしっかり伝える議席となるよう頑張る」と語りました。
高東さんは「核の問題で地球が大変な状況におかれているのに、戦争したり核を使おうとしたり。早くやめさせて人間の知恵を出し合い生きられるような世の中にしてほしい。共産党が大きくなって自民党政治を変えてほしい。頑張ってください」と激励しました。
(4月22日付「しんぶん赤旗」日刊紙・西日本のページから)