戦場の危険わかった―石垣・駐屯地調査

日本共産党の白川よう子参院比例候補は2日、沖縄県石垣市で、地対艦・地対空ミサイル部隊が配備されている陸上自衛隊石垣駐屯地を調査しました。
「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」の藤井幸子事務局長が案内し、基地強化の項状を説明しました。
陸自石垣駐屯地は与那国島、宮古島、石垣島など南西地域の軍事力強化をはかる自公政権が2023年に開設。攻撃の標的になるという住民の反対をよそに、施設面積を1・5倍に広げる計画が明らかになっています。
藤井氏は「有事を想定し市民を北部九州や山口に避難させる非現実的な計画が大きな不安を呼んでいる。特定利用空港・港湾指定の問題もあり、軍備増強は沖縄だけではなく全国の間題だと広く知ってほしい」と話しました。白川氏は「島が戦場化する危険性がよく分かった。最前線で運動するみなさんと力を合わせ、戦争国家づくりを止めたい」と決意を示しました。
駐屯地近くの農家を訪ねると、工事の騒音や交通量増加の影響があるといい「拡張に予算を使うより第1次産業を大事にしてほしい」と語ります。白川氏は「総選挙の自公過半数割れで新しい政治を前に進める展望ができた。軍事より暮らしや農業を大事にする政治の転換へご一緒に頑張ります」と話すと「ぜひお願いします」と期待が寄せられました。
(2月3日付「しんぶん赤旗」日刊紙・政治総合のページから)